2010.09.09 Thursday
モザイコカンポ モザイク制作風景&技法
少し、石割りや技法の話を。
大理石を割る。
これはモザイク制作の中でとても大事な作業です。
必要なテッセラ(石片)のサイズを念頭に置いて割り始めないと、
なかなか使えるテッセラは生まれてくれない。
アトリエ教室では、マルテリーナとタリオーロというモザイク用の石割りハンマーと石割り台を使っていただきます。
ラヴェンナの金物屋さんで大量購入してきました。重かった...!
(もちろん丸太は日本産)
他のイタリアの町でも売っているかどうかは謎です。
どんなに大きな大理石の塊でも、大体これで割れます...というか割ります。
いにしえのモザイク師と同じ作業か...と思うとなんだか不思議な気分。
(このレリーフのレプリカがこの秋日本上陸との噂。楽しみ)
もちろん現在は、石割りにはテナーリア(エ)というニッパーも使います。
丸太を持ち運び出来ない場所ではこのニッパーが便利。
そして石を割ったら次に仮置きor接着。
ここからが様々な技法がありますね。
教室でお教えしているのは、主に以下の4通り。
制作物や制作・設置条件等によって使い分けます。
1.カルチェ(石灰ペースト)や粘土の上に仮置き→セメント。
(ラヴェンナでよく作るタイプ。Iさんのヴァチカンのぶどう)
2.紙や透明フィルムの上に仮置き→セメント。
(スピリンベルゴ等で多いタイプ。U野さんのサンクレメンテのプットー)
3.ベースにセメントを塗布、その上に直接テッセラ。Uさん
(昔ながらの直接技法。U澤さんの伝統的幾何学模様ミラーフレーム)
4.ベースに弾性接着剤等を塗布、その上に直接テッセラ。
(接着剤の発達で生まれた作り方。K子ちゃんの赤ちゃん用フォトフレーム)
特に1や2は、これからの工程がまたまた長いのですが...
今回はここまで。
また機会を見つけてお伝え出来れば良いなと思います。
Buona serata!
大理石を割る。
これはモザイク制作の中でとても大事な作業です。
必要なテッセラ(石片)のサイズを念頭に置いて割り始めないと、
なかなか使えるテッセラは生まれてくれない。
アトリエ教室では、マルテリーナとタリオーロというモザイク用の石割りハンマーと石割り台を使っていただきます。
ラヴェンナの金物屋さんで大量購入してきました。重かった...!
(もちろん丸太は日本産)
他のイタリアの町でも売っているかどうかは謎です。
どんなに大きな大理石の塊でも、大体これで割れます...というか割ります。
いにしえのモザイク師と同じ作業か...と思うとなんだか不思議な気分。
(このレリーフのレプリカがこの秋日本上陸との噂。楽しみ)
もちろん現在は、石割りにはテナーリア(エ)というニッパーも使います。
丸太を持ち運び出来ない場所ではこのニッパーが便利。
そして石を割ったら次に仮置きor接着。
ここからが様々な技法がありますね。
教室でお教えしているのは、主に以下の4通り。
制作物や制作・設置条件等によって使い分けます。
1.カルチェ(石灰ペースト)や粘土の上に仮置き→セメント。
(ラヴェンナでよく作るタイプ。Iさんのヴァチカンのぶどう)
2.紙や透明フィルムの上に仮置き→セメント。
(スピリンベルゴ等で多いタイプ。U野さんのサンクレメンテのプットー)
3.ベースにセメントを塗布、その上に直接テッセラ。Uさん
(昔ながらの直接技法。U澤さんの伝統的幾何学模様ミラーフレーム)
4.ベースに弾性接着剤等を塗布、その上に直接テッセラ。
(接着剤の発達で生まれた作り方。K子ちゃんの赤ちゃん用フォトフレーム)
特に1や2は、これからの工程がまたまた長いのですが...
今回はここまで。
また機会を見つけてお伝え出来れば良いなと思います。
Buona serata!