モザイクブログ/モザイコカンポ

モザイコカンポ = Mosaico(モザイク の)Campo(原っぱ)。
 
モザイク工房モザイコカンポ(練馬区富士見台駅より徒歩5分)が主宰するモザイク教室・ワークショップ等のご案内や、モザイクに関するお話、日々の雑記等など徒然なるままに書き記すブログです。
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ラヴェンナのモザイク技法 その1
Buona sera.
こんばんは。

いかがお過ごしでしょうか。
広い範囲でお天気が下り坂、とのことです。
先ほどから私の居住地域周辺でも雨模様になりました。
傘を忘れた小学生たちは大丈夫でしょうか...


雨、といえば少し前まで桜が散ってしまうのではとハラハラしていましたが、
すっかりそんな話題も出て来なくなりました。
でも北海道ではまだ開花していないそうですね。

http://www.jma.go.jp/jma/press/0804/16a/sakura2008_7.html

日本は広いなあ。


さて、モザイクの技法について少し。

私がラヴェンナで最も多く学んだ技法は、
カルチェと呼ばれる消石灰を柔らかくペースト状にしたものの上に下絵を転写し、
そこに石を仮置きして、置き終わったらひっくり返してカルチェを取り除いて、
さらに元に戻してセメントで固定する、というかなり手間のかかるラヴェンナ独特のものです。

Metodo a rivoltatura、英語ではDouble reverse methodと呼ばれる技法です。

時間はかかりますが、その分クオリティの高い、
繊細なモザイクを仕上げる事ができると感じています。


こちら、仮置きのベースに下絵を転写したもの。
(この時は諸事情によりカルチェではなく特別に粘土をベースにしています。
カルチェは白色なので、本来ならばもっと下絵はクリアに見れます)

putto

転写する為にはオリジナルの写真等をベースに、
石一つ一つまで忠実にトレースした下絵を二枚用意する必要があります。
小さな作品なら良いのですが、ダイニングテーブル大の作品や、
もっと大きな物になると、下絵制作だけで数人がかりで何日もかかります。


そして様々な工程を経て(今回は省略します。また次の機会に)、
こちら完成したモザイク。

putto2

いつも不機嫌なputto君です。


ずっと昔から変わらない技法。
作業中はもちろん集中しているのですが、ふと無心になっている事もしばしば。
オリジナルを作った人はどんな事を考えながら作業していたんでしょうね。

千年も前に生きていた名前も知らない人の事を考えるなんて、
なんだか不思議です。


それでは良い夕べをお過ごしください。
Buona serata!
| モザイクの技法/工程 | 17:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
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